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【個人的2019上半期No.1映画】僕たちは希望という名の列車に乗った【感想】

 

 


「僕たちは希望という名の列車に乗った」特別映像

 

 

 

 

ちょっと前だけど観ました。個人的に2019上半期ナンバーワンお気に入り映画です!

ネタバレ含むかもしれないので、一応見るときは注意してね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルリンの壁建設直前の東ドイツの学生の話。

この頃は西ドイツにも列車で行けていたんだね〜。検閲はあったようだけど。

親たちの思うことも分かるし、当時はこのように疑問を抱いても抑圧されていたんだろうな。

 

 

 

改めて情報の大切さを感じた。正しい情報、嘘の情報が錯綜する中でどうやったら見極められるのか。状況や感情もあるし、見極めることは無理なのかもしれない。戦争という状況は身近ではないのかもしれないけれど、これを災害に置き換えてみたら、いつでも起こりうることで、そんな状況の中フェイクニュースやデマや風評に踊らされないのは大事。

 

 

 

そういえば日本でもまもなく参院選が始まるけど、日本の若い世代ではなんだか「政治について話すのはダサい」という風潮があるように感じる。けどダサいことじゃないよなってこの映画を観て感じた。高校生が熱く政治について語って、それぞれが自らの考えを持っている。すごいことではないんだけど、すごいものを見たなあという気持ち。みんなも選挙は行こうね。

 

 

 

 

親世代は前のことを乗り越えられずに苦悩して過去のことに囚われ続けているし、子世代は時代を変えていこうとしているのが印象的だった。実際に行動を起こすし。

 

 

 

 

 

 

なんかこの記事を書いているうちに、『ジョジョの奇妙な冒険』が頭に浮かんでいた。ジョジョの登場人物たちは、自分の持つ美学にどれだけ従って生きるかというのが重要なんだとわたしは思っている。それが悪いことでも良いことでも、自分の美学を全うすることが彼らにとっては重要。この映画の登場人物たちにも、きっとそのような強い信念を感じた。

 

 

 

救いがない映画なのかな…と思いきや、そんなことはなく、テーマは重いけど青春モノのようなどこか爽やかさすら感じた。彼らの友情、熱い意志、葛藤に、始まってしまえばのめり込んで、手に汗を握って、眉を寄せ、考えを張り巡らせてしまう。映画館で観る映画ってどれだけ鑑賞中にのめりこめるかが結構重要視している部分なんだけど、この映画はずっと登場人物と一緒に、一喜一憂していた気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

劇場にいるお客さんは、ご老人が多かったな。若い人は私しかいなかった。平日だったからかな?

 

 

 

 

 

その後が気になるな〜と思っていたら、原作本には40年後の同窓会についても書かれているということで!!買わねば…